季節はずれですが、桃の節句
当社のある福岡は柳川、さげもんで有名です。
「さげもん??」と思われる方も多いでしょうね。
さげもんとは、初節句のひな壇の前に吊り下げられる吊るし雛の事です。
宮中の奥女中が作ったのが始まりで、里帰りを通じ庶民に広がったといわれています。
私も柳川のさげもんは初めて見たのですが、それは見事です。
このさげもんは全部で51コあります。
当時は人生50年といわれた時代、1年でも長生きしますようにと願いを込めたそうです。
うさぎちゃんや、セミ、ねずみなど可愛いちりめんのお人形がぶらさがっています。
それぞれに意味があるんですよ。
例えばセミは土の中に何年もいて、暑い夏の日に外ではたった1週間の命。辛抱の象徴です。
お店の店先にいたこちらはにゃんこちゃん。
どれだけ後ろで騒いでも、絶対に振り向いてくれませんでした。